20130117鹿の解体

前回からの続きです。
鹿の解体画像があります。
今回の記事は
特にグロテスク、ショッキングな画像があるので閲覧注意です！！

覚悟は良いですか？

　

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えーと、前回、友人の紹介でネットにかかった鹿を一体仕留めました。
それから、猟師友達のT氏宅で解体させてもらうべく軽四に鹿を乗せて移動しました。

約1時間弱でT氏宅のガレージに到着。
T氏は居ませんでしたが、しっかりと解体道具の準備が出来ておりました。
感謝。(−人−)

LINEで到着したことだけ伝えて解体にかかります。

片足に紐をかけて天井の梁を通してぶら下げます。
T氏のところでは足にかけて吊るしますが、以前、姫路猟友会の体験会で見たときはS字フックで腸骨にかけてぶら下げてました。
腸骨に掛けたほうが両方の後ろ足が取りやすいかもしれませんね。
今後色々と試したいと思います。

あとは、前回と同じように角を切り落として、足首周りの皮を切って腹側から皮を剥いで行きます。
途中から友人にも手伝ってもらいました。

鹿は猪に比べて皮が剥ぎ易いらしいのでいいですね。
サクサクと二人で皮を剥いでいきます。

半分ほど皮を剥いだ所でT氏が帰って来ました。
ちょっと早めに仕事を切り上げてくれたようです。
感謝。(−人−)

T氏が炭をおこしてくれました。
この時期は寒いですからね〜。
大助かりです。
解体しながら焼きながら食べれるしね。(*´∀｀*)

世間話をしながら、解体を進めます。
せっかくなので心臓とか、コマ切れ肉とか、焼いて食べます。
うま〜い。(*´∀｀*)

首のあたりまで皮が剥げた辺りで友人がとんでもないことを言い始めました。
友人「目玉って食べれるの？マグロでも目玉っておいしいし。」
友人「頬肉もたべたい。」

なんという事を言うんだｗ
自分「何かで目玉も食べれるというのは読んだことあるような。」
答える自分も自分ですけど。ｗ

「じゃあ、顔も皮剥ぐね〜」と、作業を続ける友人。／(^o^)＼

仕方ないなと、自分も作業を手伝いましたが、途中で友人が電話をはじめました。
知人にジビエ料理のシェフが居るらしく、色々アドバイスをもらっているようです。

友人「目玉は美味しくないんですか〜」
友人「タン（舌）が美味しいんですね」
友人「頬肉を切ってアゴの裏から取り出すんですね」
友人「脳みそも美味しいんですか」
友人「首から頭を外して、目の後ろから後頭部の骨を割って、頚椎から指を入れて押し出すと取れるんですね」

なにやら恐ろしい会話が聞こえてきます。
((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

でも、美味しいと聞いてやらないわけには行きません。
先日どこかのブログで鹿で一番美味しいのはタン！って書いてありましたし、
美味しんぼの知識で脳みそは河豚の白子に匹敵する旨さと書いてありました！

尻尾から鼻の先まで一枚の皮で剥ぎ取りました。
これはこれで何かに使えそう。

こちらは顔まで皮を剥がされた鹿さん

で、首を頸骨から外します。
肉を切って捻れば割と簡単に取れました。
友人が頬肉を取って口を開けさせてタンを取り出しました。
よく見てなかったのですが、アゴの下の方から取り出したのかな？
ちょっと苦労したようです。

続いて自分が脳みその取り出しにかかります。
頭の眉間側は固いのは前回の止め刺しの時にわかったのですが、シェフの話では後頭部の方は薄いらしいです。
ナタを使って何箇所か叩いてみましたが、なるほど。後頭部は骨が薄いですね。
何発か叩いて骨を割ったあと、ペンチで頭蓋骨を割りながら穴を広げます。
頚椎の脊髄の通る穴から親指をツッコんで無理やり、脳みそを押し出しました。
何箇所か脳みそと頭蓋骨がスジっぽいもので繋がっているようで、指先で剥がしつつ、取り出しました。
取り出したあとの頭蓋骨です。

で、さっそく、焼いて食べます。
脳みそはホイル焼きに。

タンはスライスして塩胡椒で。

脳みそが焼けました。

食ってみました。
うーむ、うまい。(*´∀｀*)
確かに白子の系統の味がします。
でも、魚臭くないです。

タンもうまい。(*´∀｀*)

肋骨も外して焼いて食べました。

うまーい。(*´∀｀*)

日も落ちて食ってばかりもいられないので、足を外してどんどん解体します。
今回は皮も加工用に持って帰ることにしたので、残ったのは頭骨と背骨だけでした。(^_^;)

ここまで食って、角や皮も利用すれば鹿も喜んでくれるかな？
あ、次は内臓もなんとか処理して食べたいな。

帰ってから肝臓と、腎臓は料理しました。

後片付けをしてT氏宅をあとにしました。
本当にお世話になりました。
感謝。(−人−)

肉は友人と二人で分けました。
肉と鎌と持って電車で帰れ〜って言うわけにも行かずｗ
家まで送りました。
帰りの車の中でも友人は「めっちゃ楽しかった」とずっと言ってました。
友人の父が狩猟といったことに反対らしいのですぐには無理っぽいですが、いずれ一緒にハンターできる日が来ると楽しいかもね。
待ってます。