罠作成の続き
有限会社オーエスピー商会のバネで適応パイプ13mm径のもので歩留まりが一番安いのがS-1/2000という2mの物なんですよね。(^_^;)
罠は基本的に直系12cmを超えてはいけないので、円周に換算すると単純計算で12×3.14≒37cm。
37cmの伸びしろがあれば大丈夫。
S-1/2000は全長2000cm,圧縮時60cmなので
4等分すれば全長50cm、圧縮時15cmでその差35cm
ちょうどいいくらいだよね。
ということでは2mのバネは4等分します。
バネは基本的に硬いので並の刃物では太刀打ち出来ません。
実際ワイヤーカッターで切ろうとして刃こぼれが(^_^;)。
ダイソーで買ったダイヤモンドヤスリで削って切りました。
バネが入る水道パイプは、バネが圧縮時15mなので20cmで足りるでしょう。
直径13mmのバネが入るパイプと、そのパイプが入るパイプの2mのものを買ってきてパイプカッターでそれぞれ20cmに切断します。
ぞれぞれのパイプ径のエンドキャップには6mmほどの穴を開けておきます。
それでは組み立てていきます。
まず1.5mに切ったワイヤーの端にオーバルスリーブを通して輪にします。
この時くくり輪ストッパーが通らないようちいさめにしておきます。
本当は専用のカシメ機があるといいのですが、高いのでハンマーでめった打ちに叩き潰すことにします。(^_^;)
はみ出したワイヤーで怪我をしないようにビニールテープを巻いておきます。
次にくくり輪ストッパーを通してから反対側の端を輪に通します。
この輪っかが獲物をつかむ部分になるわけですね。
続いて、
エンドキャップ(細)
パイプ(細)
スプリング
パイプ(太)
エンドキャップ(太)
ワイヤー止め
の順に通していきます。
そしてワイヤーの端をまたオーバルスリーブに通して輪にして叩きのめしカシメます。
パイプのキャップを2つともキツ目に締めて隙間に接着剤を流し込み、接着されて乾燥するのを一晩待ちます。
ここからオリジナルの肝です。
罠の引き金というか発動に関する留め金の部分ですね。
狩猟の部屋 趣味友遊式猪くくり罠 シシチビリでは、パイプ側にノコで溝を入れて、そこに引っかかるように金具を叩いて変形させて作っていました。
山賊ダイアリーでも同じような金具でピアノ線をつけています。
ネット上では薄くぼかしてヒミツになっているところも多かったです。
自分なりに色々考えて、試行錯誤して、いちばん手抜きな簡単な方法は…、ドリルで穴を開けてそこにネジなりボルトなりで引っ掛ければ良くない?と思い作ってみました。\(^o^)/
まあ、実際には初めて罠を作る素人が机上の空論で作った仕組みなので動物に通用するかどうかはわかりませんが、やってみないとわからないということで、生温かい目で見てあげてください。
まず15cmくらいのステンレス曲げいた千鳥にボルトを入れナット2つで締め上げます。
このナットの部分が直径約6mmでパイプに引っかかる部分です。
そしてその上の部分でえいやっと曲げて10cm角の板にネジ止めしておきます。
罠のパイプ側には二箇所6.5mmのドリルで穴を開けておきます。
この穴にナット部分が引っかかるように仕掛けるのです。
よし、これをナットトリガー式と名付けよう!\(^o^)/
罠本体から支柱につなぐワイヤーも作ります。
両端を輪っかにして、片方はより戻しを通しておきます。
両者はシャックルでつなぐ予定です。
こんなかんじで完成です。
追記2014/11/17
動作の様子の動画です。
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こんにちは
ワイヤーをとめるWのスリーブは私も以前にハンマーで叩いて使いましたが
猪がかかりそのままスッポ抜けました、鹿とかドンコだと良いかも知れませんが
大きな猪だとだめだと思います、目の前で抜けたらえらいことになります、
猪がかかると後ずさりして人間に向かってきますワイヤーがキューンとうなっています、お気をつけてください。
まだ罠では1頭も捕まえられていません。(^_^;)
解体とか考えるとちょっと億劫になってるのかもしれませんね。
それでも鹿は獲ったのですが、猪も獲ってみたいと思ってます。
気をつけます。( ´∀`)